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個室ビデオ店火災:15人死亡10人重軽傷 大阪・難波

1日午前2時55分ごろ、大阪市浪速区難波中3の雑居ビル「檜(ひのき)ビル」(鉄筋コンクリート造り7階建て)1階にある個室ビデオ店「ビデオDVDキャッツなんば店」=島本和典店長(32)=付近から煙が出ていると、店員から119番通報があった。大阪市消防局によると、同店約220平方メートルのうち約40平方メートルが焼け、約5時間半後に鎮火した。この火事で同店の男性客15人が死亡、男女10人が重軽症を負い、うち3人が重症という。死因はほとんどが一酸化炭素中毒とみられる。

大阪府警捜査1課は浪速署に捜査本部を設置。死亡者の身元確認を急ぐとともに、出火元とみられる部屋で、たばこを吸っていて寝てしまったという40歳代の無職男性から事情を聴いている。消防庁も職員7人を派遣した。

店内にはビデオを観賞する部屋が32室あり、出火当時は客26人と店員3人がいた。出火元とみられる部屋にいた男性にけがはなく、同課の調べに「たばこを吸っていた。出火当時は寝ていた」と話しているという。店内にいた客によると、店側の避難誘導はなかったという。

店は24時間営業で、2畳ほどの個室にはDVDデッキや簡易ベッドなどがある。終電に遅れるなどしてホテル代わりに利用する客も多かった。出火当時は客の大半が眠っており、逃げ遅れて煙に巻かれたとみられる。死亡者のほとんどが部屋で見つかり、数人は通路で倒れていた。

現場は、市営地下鉄なんば駅南約300メートルの繁華街。

「キャッツ」運営会社のホームページによると、同社は大阪で4店、京都、神戸で各1店の計6店を展開。なんば店の利用料金は1時間500円、午後11時から午前10時までのナイトコースは1500円。

大阪府警保安課によると、個室ビデオ店はアダルト作品を主に貸し出している場合は風営法の該当施設となる。警察庁の運用基準では、アダルト作品が6、7割以上を占める場合は店舗型性風俗特殊営業と判断され、管轄の警察署への届け出が必要。ただ、大阪府内で届け出のある店は3店(8月末現在)のみで、キャッツなんば店は届け出がなかった。

大阪市消防局が昨年5月、同店を立ち入り検査した際、報告漏れなどの不備はあったが、消防法上の重大な違反はなかったという。

個室ビデオ店火災:15人死亡10人重軽傷 大阪・難波

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